こんにちは、Emmyです。有機農業の一端に携わる者として嬉しいニュースが今日の新聞に大きく報道されていました。超党派の国会議員でつくる有機農業推進議員連盟が検討している「有機農業推進法案」(仮称)が固まったというのです。
法案では有機農業の技術開発や普及指導、広報活動などを国と地方自治体に求めています。今夏、参議院法制局の方々が東北牧場にも「有機の現場」を視察にいらっしゃいました。東北牧場で見聞していただいたことが、当法案に少しでも生かされているのであればとても喜ばしいことです。
ロハスブームもあいまって、最近でこそ有機農業に対する世間の関心は高まってきました。が、有機の現場はとても厳しい状況におかれています。
有機JAS規格では有機の種で栽培することが原則となっています。しかし、実際に有機の種を扱う業者はほとんどなく、何とか自家採種でまかなったとしても、上手く生長せず収穫に至らない野菜も少なくありません。
国が有機農業を推進すべく種苗メーカー等に働きかけることにより、有機の種や薬剤処理を行わない種、採種のしやすい固定種の種が今よりも入手しやすい状況になってくれれば、コストも削減され、消費者にとっても有機野菜がより身近なものになるでしょう。
農薬に頼らない有機農業は、毎日が病害虫や雑草との闘い。こういう時はどう対処すればいいの?といった疑問は、本やインターネットで調べ、自分たちで試行錯誤するしかありません。しかもそれはとても時間と労力の要る作業です。有機大国キューバでは地域ごとに有機農業指導員がいて、事細かに技術指導を行っているそうです。何とも羨ましい限りです。
日本の農産物の総生産量に占める有機農産物の割合はわずか0.5%前後。ロハスブームがブームで終わらないように、国はしっかりとした法律で有機農業の普及ひいては地球環境保護のため応援してほしいと思います。

ブロッコリーにお馴染みの青虫クンは今日も元気です