私たちは2011年3月をもちまして、有機JAS規格の認定事業者としての業務を廃止しました。今後私たちがお届けする野菜には「有機JASマーク」が付かなくなります。
もちろん違反をしたから止めたのではありません。今までより「もっと安全で、もっと美味しい野菜」をお客様のもとへお届けするため、自らの意思で廃止することにしたのです。
東北牧場はこれからも農薬や化学肥料を使わない「本物の有機野菜」作りを続け、栽培履歴を明らかにし、お客様との信頼関係を大切に、「最高に安心な有機野菜」をお届けいたします。
有機JASの認定取得をやめた理由をいかに申し上げます。

私たちは20年以上前から農薬や化学肥料を一切使わず、野菜を育てています。しかし、有機JAS規格では30種類もの農薬を使ってもいいことになっているため、お客様から「東北牧場さんは30種類のうちどの農薬を使っているんですか?」と質問を受けることが多々ありました。有機JASの認定をとっていることによって、農薬や化学肥料まで使っていると誤解を招いてしまう矛盾-有機JASは「安心の証」ではなかったのか? お客様の誤解を払拭するため、私たちはこれから独自の安全基準を設け、「有機JASの有機野菜」よりも更に安全な「本物の有機野菜」を作ってまいります。

書類作業にばかり追われる毎日・・・これではいい野菜作りに集中できません!85ヘクタールもの東北牧場の広大な敷地には、農薬や化学肥料は一切存在せず、周囲から飛散してくる心配もありません。これからは有機JASで得たノウハウを生かしつつ、記録作業を簡略化し、いつでも栽培履歴を開示することにより、お客様の信頼をより確かなものにしてまいります。
2001年に日本でスタートした有機JAS規格の認証制度。しかし発足当初から現在に至るまで、不正表示が後をたちません。それは生産者の問題もさることながら、検査する立場の登録認定機関にも問題があるから。2009年6月現在、64ある認定機関中、農林水産省から適正に業務がなされていると認められたのはたったの数機関。これでは有機JASなんて有名無実。多大な労力と時間、そしてお金をかけて認定を取得することに意義を感じられなくなってしまったのです。

東北牧場の人参畑には毎年ヒバリが巣を作り、大きな口を開けたかわいらしいヒナたちを観察することができます。このヒバリたちが、未来永劫私たちの畑に巣を作ってくれるよう、そして私たちの畑が野鳥や昆虫、小動物たちの交流の場であり続けるよう、これからも日本一安全で、日本一美味しい「本物の有機野菜」たちをお届けしてまいります。