2001年、農薬を使わない「梅干し」をつくるために、東北牧場に梅の木を植えましたが、梅の実は育ちませんでした。何故かと調べると、現在の梅の木は虫対策のため農薬を使っているため、農薬なしでは梅の実すらつかなかったのです。
日本は古来、農薬を使わず梅を育て、梅干しをつくってきました。つまり、農薬を使わない梅の木はあるはず…。

そこで農薬を使わない梅の木が無いかいろいろと訪ねたところ、青森県の南にある名川町(現:南部町)にて、古来の梅の木を育てている東さんにたどり着きました。東さんと色々なお話をして挿し木を御願いすると、すぐに移植することは難しいために挿し木から4年間、根を張り時間をかけてからお渡しいただくことになりました。
そして4年の歳月が過ぎ、根も張って移植できる状態に育った梅の木が、2006年4月11日、東北牧場に届きました。
当初50本の挿し木を御願いしたところ、4年後に35本になりました。このうち、20本は育ってくれたらと祈るような気持ちで東北牧場の敷地内に丁寧に植えました。
毎年夏には虫がつきやすいため、食酢とすりおろしたニンニクを水で希釈した「自然農薬」をつくり、繊細な梅の木が立派に育つよう工夫をしています。




これら梅の木がたくましく大地に根を張り、やがて梅の実が採れるのはおよそ3年先といわれました。今年がちょうど3年目にあたります。お客様に農薬を使わない梅干しなどをお届けできる日を願い、稀少な「梅の木」を大事に大事に育てています。
2010年は雪の残るうちに堆肥をしっかりとやり、花が咲くのはまだかまだかと心待ちにしていたところ、ついに4月27日待望の梅の花が咲きました!
そして開花から1ヶ月後、梅は小さな小さな実をつけました。残念ながら収穫には至りませんでしたが、来年こそは大きな実が1つでも収穫できるよう、スタッフたちは毎日愛情を注ぎ、育てています。
2010年5月30日 東北牧場